社長ブログ

代表取締役&開発担当・清水(きよみず)の独り言ブログ。

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2014年7月 5日 (土)

一人旅2014 利尻富士一人登山

ここ数年、利尻島にはまっています。
毎年必ず訪れているのですが、そこでいつもお世話になっているペンションのオーナー渡辺さんは実は山岳ガイドもされていて、以前から「是非、利尻富士にも登ってみてくださいね。」と、言われていたのでした。

だったら、いっそのこと会社のメンバー全員で登ったら面白いんじゃないかと考え、昨年(2013年)9月の社員旅行を利尻島に決めたのでした。

ただ、利尻登山はガチ登山の山でもありますので、社員旅行の2ヶ月前の7月に、一人先に登っています。(その時は、渡辺オーナーにガイドを御願いしました。)

そして、その2ヶ月後、社員旅行として全スタッフで登りました。(もちろん、この時のガイドも渡辺さんです。)

普段運動していない体には正直かなりきつい山でもあるのですが、登りきった時の達成感は半端ではありません。何度でも登りたくなる、不思議な魅力があの山にはあります。

私にとって2回目だった社員旅行での登山ですが、今後も毎年1回は登ろうと決意したのでした。

翌 2014年7月。
毎週定例の東京出張の帰り、普段なら伊丹へ戻る私ですが、今回は逆方向の新千歳へ向かいます。そしてそのまま、利尻行きへ乗り換えます。

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やってきました利尻島。3度目の利尻富士山頂を目指します(^^)v

翌朝 4時起床。数日前から、朝方生活に切り替えてはいましたが、やはり眠いですね。

朝ご飯を食べ、準備を整え、最後のトイレも済ませて、午前 5時半、いざ登山開始です。

今回はガイドさんを付けない単独登山でしたから、事前に作成した細かいタイムスケジュールを元に進みます。

甘露泉水のある3合目(220m)が、実質的なスタート位置(標高)ですね。

4合目(410m/野鳥の森)、5合目(615m)、6合目(755m/第一見晴台)と、登っていきます。
このあたりは比較的登りやすい山道なので、順調に進んでいきます。

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6合目到着、10分ほど休憩して、7合目を目指します。

ここでつい、あと 2/5と思ってしまうのですが、開始地点の 220mからは、
まだ 535mしか登ってないのですね(^_^;)
実は、1,721mの山ですから、後 966m 登らないといけません。(実質は、あと2/3以上ですね。)

これまでの緩やかで少しずつ登ってきた山道とは違い、後半になるにつれ、山道の傾斜が
おかしなことにもなっていきます(×_×)

7合目(900m/七曲)、8合目(1,218m/長官山)と続きます。

このあたりから山道もかなり大変なことになってきます。
ジグザグですし、傾斜もきつくなります。今までとはレベルの違う山道です。

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8合目に到着、ここで初めて、利尻富士の山頂が見えてきます。

今日は綺麗に見えてますね。しかし、山頂がまだまだ上だということを認識する場所でもあります(^_^;)

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私の感覚では、位置にして8.7合目あたりからでしょうか、急に山道の傾斜がおかしなことになります。歩くというか、よじ登るような場所が続きます。

やっとクリアしたと思うと、次の難関が出現します(×_×)
や、やはり、この山は後半が厳しいです。

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なんとか、9合目(1,410m)に到着です。

で、利尻登山ですが、実はここからが正念場なんです。

以前、私が最初に登った時、ガイドさんが9合目あたりまで

「今は、頑張らないでくださいね。今は、頑張るところじゃないですよぉ。」と、仰っていて、最初は真意がよく分からなかったのですが。

9合目になって、「はい、頑張るところがやってきましたぁ!(^0^)」と・・・(^_^;)

私も今回で3回目ですから、今ではこの意味が完全に理解できます。
はい、行くしかありません(×_×)

特に、このあたりは地面がガレているので、晴れの日は足の踏ん張りが利かないんです。

昨年の社員旅行の時は、雨でしたので、まだマシだったのですが、今日はほんと厳しいですね。

1歩、1歩、歩く度に、足下がすべり、転びそうになります。

また、利尻山って遠くから見るとわかるのですが、先が尖っています。
つまり、たった1合ではあるんですが、この短い距離で、標高差 309mをいっきによじ登ることになります。

9合目までで、結構疲労のたまっているはずの体で、いきなりレベルの上がった傾斜のきつい道(岩?)を登らないとならないんです。下はガレていますから、しっかりと足を踏ん張らないと、すぐに足下をすくわれます。

これがきついんですよね。これまで(8合目まで)の登山って、何だったんだろうと思う瞬間でもあります。

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はるか下に、さきほどの9合目の広場が見えます(^_^;)

そして、山頂に到着(^^)v

前回の社員旅行では、マスコットキャラクターのキューブくんを連れてくるのを忘れてしまいましたので、ここであらためてキューブくんの記念撮影。

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よかったねキューブくん。(& 前回忘れていって、ごめんなさい。)

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私も記念撮影。感無量でございます。

山頂でキューブくんをモデルにしばらく撮影タイムです(^0^)

ここで他の登頂した方はすぐに食事をされるのですが、私はしばらくカメラで遊んでいたところ、

「おにぎり余ってるんで、よかったらどうぞ。」と、親切にも複数の方からのお声がけを
いただきました。×_×)

「ありがとうございます。でも、大丈夫です。おにぎり 2つとバナナありますから。(^_^;)」

お弁当を持たずに登ってきて、することがないからカメラで遊んでいると思われたのかもしれません(^_^;)

みなさん、やさしいお心遣いありがとうございます< (_ _)>

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帰りは、せっかく重たいレンズも含めて3本も持ってきたのもあり、撮影しながらゆっくり下山しました(^^)v

下山後、ペンションの渡辺オーナー主催の夕陽鑑賞ツアーに参加。

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振り返ると、先ほどまで登っていた利尻富士。あの山頂に、自分の足で行って、日帰りしたんだなぁと思うと、感慨深いものがあります。

そして、ペンションに戻ってからは、ワインとビールを浴びるように飲みました(^^)v
(ワイン1本開けましたが、なぜか全然酔わないって凄いですね。)

翌日は、フライトの時間まで、利尻島をドライブ。

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漁師さんがとってきたバフンウニを生きたまま頂きます。
ちなみに右の赤ちゃんバフンウニが、2〜3年で左のサイズになります。

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真ん中に専用の器具を差し込んで、握ります。

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おおお、メスのバフンウニですね。(バフンウニは卵巣の方が精巣に比べて色が濃く、甘みも多いとのこと。)

塩水で、中をゆすいだ後・・

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スプーンで直接いただきます。

いやぁ・・・新鮮すぎて、旨すぎます (×_×)

参りました <(_ _)>

昼食には、別の食堂でウニ丼(もちろんバフンウニ)を頂きました。

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いやぁ、ウニ多すぎです。なんでしょうか、この量(^_^;)
ちなみに、どんぶりが小さいわけではありません。(念の為)

フルーティーでプリンのようなプルプルの食感です。
甘くて、濃厚で、いやぁ・・贅沢ですね。

利尻島をすっかり満喫してきました。幸せな週末でした。

そして、来年も登りますよ!よろしくお願いします(^^)v