夏の珍客
少し前に訪ねてきた珍客の話。
平日の午前中(仕事は休み)に部屋でくつろいでいると
ベランダからガサゴソと音がしました。
エアコンの調子が悪いのかなーなどと思いながらも
しばらく気にせずいると窓から大きな音が・・・。
(もしや泥棒!)
驚いてカーテンを開けると網戸にへばりついた猫と
ばっちり目が合いました。
ありえない場所からの訪問にびっくりしつつ、
窓を開けると網戸から降りた大きな猫が歩み寄っきました。
しばらく見つめられた後、
シャーと激しく威嚇してきます。
自分から訪ねてきてシャーって・・・。
※
マンションの5階の部屋なのでノラ猫が入ってくるはずはないですが、
首輪もしてないし隣の部屋からも入ってこれないようになってます。
猫は困ったようにしていましたが、
自分もどうしたものかと困ってしまいました。
(お前どうやって帰るのさ?そもそもどっから来たのさ?)
猫といえども5階から下に落ちると危ないし、
真夏のベランダで熱中症になったらどうしようなどと考えながらも、
外出する予定があったので、氷と水を入れた容器をベランダに置き、
部屋の扇風機をベランダに向けて出かけることに。
外出している間にそっと帰ってもらえないだろうか・・・。
※
帰宅後にベランダにいくと横になりながらじっと見つめる猫がいます。
出かける前よりくつろいでる・・・ (-_-;)
このままにしておくわけにもいかないので、
管理会社さんに相談しようかなどと考えていると、
ふと目を離した瞬間に猫がいなくなっていました。
まさかと思いつつ恐る恐るベランダの手すりから下を見ましたが、
落ちた気配はありません。
どこ行ったんだろうとベランダを隅々まで
見まわすと隣の部屋との仕切りの下に猫の毛が・・・。
あの大きな猫が通り抜けたとは信じられませんでしたが、
数センチの隙間から出て行ったようです。
マンションの管理会社さんは日々いろいろな相談があるのだろうな
と思いつつ、泥棒でなくてホッとした開発担当でした。