ひさびさに、相棒ノートPCを新しい物に切り替えました。
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これまでは、出張デモで使うことを主な目的として、ポイントは
XGA画面で軽量なものでした。
デモ用ですので、それほど高速である必要もなく、
画面も高解像度である必要はありませんでした。
一方、開発は事務所のUXGA画面の高速デスクトップで行い、同期ソフトで
相棒ノートとデータの同期を取っていたのでした。
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しかし気がついたら、開発はほとんどが相棒ノートの DYNA君で行うようになり、
出張デモは営業担当のスタッフに引き継ぎ、私が出向くことは滅多になくなりました。
そこで、開発をメイン用途とする、新しい相棒ノートをチョイスしてみました。
今回のマシン選びのポイント
・開発メインで使うので、CPUはできるだけ高速。できれば、デュアルコア。
・画面はワイドが欲しい。(開発環境は、横方向にウィンドウが多いので)
・常に持ち運ぶので、できるだけ軽量であること。
・バッテリーは、新幹線 ひかり 新大阪・東京移動中の使用を考え、実使用で3時間以上持つこと。
・熱対策がしっかり出来ていること。
プラス
・キーボードが変則配列でないこと。
(前回の dynabook MX は、左側が変則配列で、かなり困った。)
・本体がぶあつくないこと。(手の位置が上になり、長時間のキータイプが疲れる。)
・指紋認証内蔵であること。(いちいち、指紋認証のアダプタを接続するのがめんどくさいので)
・Bluetooth内蔵であること。
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以上のポイントから全てのノートPCをチェックしてみたところ。
今回は、ずば抜けて良いモデルがありました。
(というか、比較する相手がいないほど、1機種だけダントツでした。)
SONY VAIO type-S VGN-SZ90PS です。
ネットのみでの、オーナーメードモデルです。
今回は、迷わずこのマシンに決めました。
CPU Intel Core Duo T2400-1.83GHz
チップセット モバイルIntel 945GM Express
メモリー DDR2-533(PC2-4200) 1GB
液晶ディスプレー 13.3インチワイド クリアブラック液晶(スリムLED) 1280×800ドット
グラフィックス NVIDIA GeForce Go 7400 with TurboCache/Intel 945GM内蔵グラフィックス
HDD 100GB
光ディスクドライブ DVD+R DL対応DVDスーパーマルチドライブ
スロット ExpressCard/34×1、PCカード TypeII×1、
メモリースティックDuoスロット
通信 IEEE 802.11a/b/g、10/100BASE-TX、Bluetooth 2.0+EDR、V.92 56kbpsモデム
I/O USB 2.0×2、i.LINK(IEEE 1394)、外部アナログディスプレー端子、
ポートリプリケターコネクター、ヘッドホン出力など
バッテリー駆動時間 約7時間
サイズ(W×D×H) 315×234.3×33.7(最薄部22.8)mm
重量 約1.69kg
OS Windows XP Professional SP2
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13.3インチで、Core Duo 1.83GHz、DVD+R DLドライブ内蔵で、バッテリー 7時間で、
1.69kg、熱対策もしっかりしていて、超薄型(液晶部分はなんと薄さ 5.1mm)。
価格的には少しお高いのですが、何も妥協することなく、徹底的に作りあげられたのですね。
ここ数年、私的にはVAIOシリーズはあえて避けてきたのですが(全体的なバランスがイマイチだった)、
経営トップが変わってから、SONYの物作りが昔の本気モードになってきましたよね。
ネットで、評価ライターの記事を見ていても、この SZ90PS に対しては、『Napaノートの決定版早くも登場か』
『何もあきらめなかったノート』『トップクラスのバランスを持った製品』と、みなさんが絶賛。
私も、実際に使ってみて感じたのは、
・処理がかなり速い。DVDを再生させていても、CPUを 10%程度しか食わない。
(それも、Dual COREなので、片方のCORE は 0%)
・処理速度のわりに、省電力。バッテリー持ちが良い。
・デザインが凄い。完璧!
・本体や液晶部分がかなり薄いが、強度がかなりしっかりしている。
・キーボード部分(本体部分)がかなり薄く、手前にくるほど厚みが少ないので、
キーボードに手を乗せても、つらく感じない。
(ノートPCのキーボードって、本体の厚みで、普通 位置が高いのです。)
・USBのレイアウトが横に並んでいて、USBメモリ等を複数接続しても、重なったりしない。
・PCカードの位置も奥にあるので、通信カードを挿入しても、アンテナ等がじゃまにならない。
よくも、こんな詳細なところまでキッチリと押さえたものです。
完璧なマシンだと思いました。
ただ、2点だけ不満点があるのです。
PC Watchでも書かれていたのですが、この新デザインキーボードのキートップ部分がイマイチなんです。
キーストロークが深いわりに、キートップのスカート部分が斜めではなく、水平にデザインされている為、
押すときに、必ずといっていいほど、隣のキーに触れるのです。
デザイン的には、たしかにかっこいいのです。
このキートップを見れば、他のキーボードがダサダサに見えるほど、すばらしいデザインですが、
タイピングしずらいのです。
きっと、しばらくすれば慣れるのでしょうけど、改善すべきポイントですね。
改善タイプが出来れば、有料でもいいので交換サービスを用意してくださいね。> SONY殿
あと、タッチパッドの淵の高さがなくて、あやまってふれてしまうのも残念です。
デザイン的にはこうなんだろうけど・・・機能性重視でお願いします。
しかし、こういうとんがったノートPCって、最近あまり見なくなりましたね。
TOSHIBAさんあたりに、再度頑張っていただきたいものです。