お祭り
学校が夏休みに入り、平日のお昼間でも子どもたちの賑やかな声が聞こえるようになりました。
そして各地ではお祭りが。
京都では祇園祭。
八坂神社の祭礼で、その歴史は平安時代前期まで遡ります。
各地で蔓延した疫病を鎮めようと行われた儀礼「御霊会(ごりょうえ)」が、祇園祭の起源とされており、儀礼では当時の国の数を表す66本の矛を立て、悪霊を矛に移すことで町のケガレを祓いました。
室町時代から現在のような豪華・巨大化し華やかな装飾に彩られた山鉾巡行は、“動く美術館”とも称されています。
大阪では天神祭。
天満宮御鎮座の翌々年、天暦5年に社頭の浜から神鉾を流し、流れついた浜に斎場を設け、「禊祓い・みそぎはらい」を行ないました。 その折、神領民が船を仕立てて奉迎したのが天神祭の始まりとされています。
本宮の夜は、大川に多くの船が行き交う船渡御(ふなとぎょ)が行われ、奉納花火があがります。 大川に映る篝火や提灯灯り、花火などの華麗な姿より火と水の祭典とも呼ばれています。
祇園祭、天神祭ともに日本三大祭りといわれています。
(もう一つは東京の神田祭。)
祇園祭は私の名前の由来ともなっており、思い入れのあるお祭りです。
天神祭は20年ほど前、宵宮に浴衣を着て出かけ、丸一日堪能した思い出が。
連日の猛暑。
熱中症にはお気をつけて、ぜひ各地のお祭りをお楽しみください。