日本三古橋
8月14日、お盆。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。
私は地元でサイクリングを。
学生の頃は毎日自転車で通学していましたが、
大人になってから自転車で地元を回るのは初めて。
この日もうだるような暑さでしたが、
自転車で川沿いを走ると気持ちよい風がそよそよ。
まぶしい太陽が川面をキラキラ照らしています。
こちらは京都の宇治川に架かっていた宇治橋や、淀川に架かっていた山崎橋と合わせて日本三古橋と呼ばれる瀬田の唐橋。
『急がば回れ』の言葉は瀬田の唐橋に由来するそうで、琵琶湖を東から西へ進むには船で渡るのが早い。しかし、天候次第で遅れることも多かったことから、遠回りしてでも唐橋を渡った方が結局は早いというところからできた言葉とされるとのことです。
瀬田の唐橋の特徴として欄干に取り付けられた擬宝珠(ぎぼし)があげられます。
擬宝珠とは、寺院や神社などの古風な建造物でよく見かける、タマネギのような形をした飾りです。
どの擬宝珠も同じような色・形をしています。
それぞれの擬宝珠の表面には年代が刻まれていて明治時代のものから、近年の昭和・平成のものまで、その年代はさまざま。
近江の優れた景色を選んだ近江八景のひとつにも選ばれており、松尾芭蕉も、ここで一句残しています。
「五月雨に隠れぬものや瀬田の橋」
まだまだ厳しい暑さの今日このごろ。
帰省、旅行、イベント、もちろんお仕事の方も熱中症には気をつけて、素敵な日々をお過ごしください。